A 非上昇ステム(NRS)ゲートバルブこれは、ハンドルとステムが固定されたタイプのバルブです。ステムはその場で回転し、内部のゲートが上下に動きます。この設計によりバルブはコンパクトになり、限られたスペースでの使用に適しています。
仕組み
昇降式ゲートバルブとは異なり、NRSバルブのステムは上昇しません。NRSバルブはねじ込み式のステムを採用しており、ゲートにも同様のねじ山が切られています。ハンドルを回すとステムが回転し、この回転運動によってゲートが動きます。ゲートが上昇するとバルブが開き、下降するとバルブが閉じます。ステムは固定されたままです。これはシンプルで効果的な機構です。
主なメリット
NRSゲートバルブには、いくつかの利点があります。まず、省スペース性に優れています。ステムが伸びないため、垂直方向のスペースを節約できます。これは、地下や狭い場所での設置に役立ちます。また、ステムはバルブ本体内部に収まるため、損傷から保護されます。これにより、埃や湿気への露出を防ぎます。さらに、設置コストも低く抑えられます。余分なスペースは必要ありません。そして、確実な遮断性能を備えているため、給水システムや消火システムにも最適です。
代表的な用途
NRSゲートバルブは様々な場所で使用されています。水道管によく見られ、通常は地中に埋設されています。また、消火設備にも使用されています。船舶や造船プロジェクトでも使用されています。高さ制限のある工業用配管にも使用されています。AWWA C509/C515規格では、地中埋設用途にはNRSゲートバルブが推奨されています。
制限事項
NRSバルブにはいくつかの欠点があります。ステムのネジ山が摩耗する可能性があります。ステムは流体と接触するため、腐食の原因となることがあります。バルブの位置を把握するのが難しく、開いているか閉じているかが分かりません。目視できるインジケーターもありません。これらのバルブは流量調整用ではありません。全開または全閉での使用に最適です。流量制御性能は高くありません。
投稿日時:2025年8月20日
